銀座に到着。自然と(?)ソニービルへ。地下のPLAZAを眺めていたら、アムステルダムのカフェで見かけたチョコが日本上陸を果たしていた。チュッパチャップスみたいな形状のチョコを、コーヒーや紅茶などにディップして食べるもの。商品名ショコ・レ(CHOCO-LAIT)。カミさんはよほどあの思い出の味が美味しかったのか、購入。チョコレート嫌いで滅多に食べないこの人が……。日本でも、カフェでこれ売ったらけっこう売れるかもしれない。
5階からショールームを眺めて降りてくる。このビルは螺旋状のフロア構成で、上から降りてくるのに好適だ。typePのフロアに到着してワクワク眺めていたら、カミさんが袖を引っ張って注意を促した。「typePを貸し出ししてるよ」
私はこういうのに手を出したことはないのだが、カミさんはこういうのにためらわず手を出す。その辺ができる人間とそうでない人間を分ける一線なのだろう。私は背中を押されるようにして、typePを借りてみることにした。
美人のソニー嬢(仮称)が貸し出し手続きをしてくれる。ペリドットグリーン(ペリドットは私の誕生石だ!)の機体を一つ、借りる。ケースも一緒に貸してくれる。ACアダプタも貸してくれるとのことだったが、どうせ充電するチャンスはないので、見せてもらうだけにしておく。ACアダプタも本体に負けず劣らず小さい。私が使っているtypeTのものよりも小さい。アレだ、ちっちゃトイカメラのようなサイズだ。
ソニー嬢によると「ソニービルでPCを貸し出すのは初の試み」とのこと。
ともかくもtypePを手にしてソニービルを立ち去る私。ななななんということだ。今この瞬間にtypePを持っている人間など、日本に100人もいないに違いない。すごい。すごいぞ俺。
とにもかくにも座って打てる場所を、とR25カフェへ向かう。
途中、サルバトーレ・クオモ1階のワインショップでポートワインを(まただ)眺める。ここは妙にポートワインが安い。2000円未満で買えるのはいいかもしれない。
R25カフェでおもむろにtypePを取り出し、打ち始める私。キーボードが浅いこと、そして画面の文字が極小であることが難点かな。まぁどちらも致命的な問題ではない。この軽さ、小ささはホントに魅力。持ち歩くならこれで決まりだぜー。
文章を書く身としては、ぜひ身につけたいアイテムなのだが、しかしなぁ。今モバイルは……でも万年筆に10万円かけたと思えば、typePに18万円かけたっていいかも(いいわけあるか!)
typeP気分を満喫した後、ソニービルへ戻って返却。使用後のアンケートに答える。感想の欄には「これまでこの形態で長生きした機械はないと思いますが、一生懸命購入を検討しますので、頑張ってください」と書く。
背後でカミさんが憐れみのまなざしでこちらを見ていた気がするが( ̄ 3 ̄)キニシナイ!