きらきら、きらきら

江國香織きらきらひかる』を読了する。

恋人さんが「正直者がどうとか」という話の流れで「そうだ、ちょっとこの小説を読んでみて」と言うので、午前中のうちに読み終える。面白かったよ。ちょっと物足りない気もしたんだけれど。それはたぶん好みの問題で、私は心情描写よりは、物語の展開とか仕掛けに気が行ってしまう人なので、国産の女性作家の作品は、だいたい物足りないのだった。

そして読み終わった後では、彼女は「正直者がどうとか」で何が言いたかったのか、すっかり忘れていて、もう、何のために読んだんだったかさっぱり分からなくなっていたのであった。恋人さん曰く「あたしは出だしが好きなんだよ」とか感想になってるし。その前に「正直者」で何を話していたんだったか、二人とも、どうしても思い出せない。

■一年前の日記

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