原始校正

【2006.07.31の日記】 今日もお仕事。 午前中は割と待ちフェイズ。 校正のミスで(また)中ボスに叱られた。 が、今日はあんまり落ち込まない。 相手が言うほど自分が悪いわけではない、ということがわかっているからだ。 いや、たしかにそのうちの一つは私の見落としで、 しかも、かなり阿呆らしいミスだった。 だが、問題はそんなことではないのだ。 それはもっともっと大きな問題の一部が たまたま私のミスとなって顕現したに過ぎない。 ここの校正作業の体制は、異様に原始的だ。 彼はなじり、叱ればミスが減るとでも思っているらしい。 そんなわけがない。 システマチックな体制も作らずにただ校正をさせて、ミスが出たら怒る。 そんな原始人みたいな方式で校正ミスがなくなるわけがないのだ。 たぶん彼は狭いキャリアで生きてきたのだろう。 さまざまなシステムを学ぶチャンスに恵まれなかったのだ。 世間知らずもいいとこである。 一枚の紙面のミスをつぶすのに必要な校正者は、およそ3人だと思う。 しかも、ヒラ、中ボス、大ボス、の3人がそれぞれの責任において見るのだ。 その3人で見ればミスがゼロになるかというとそうではない。 3人で見ても残るミスもある。 あることはあるが、3人で見て残るミスは、4人が見ても残る。 そのくらい校正は難しい。 それを、1人が見てミスが残ったからといって怒っていては、 理不尽もいいところである。 ミスを指摘し、本人の自覚を促すことは必要だが、 まだ怒るような場面ではない。また、 「もっとちゃんとやれ」なんて曖昧な指示には、指示としての価値がない。 単に相手を責めて、鬱憤を晴らしているに過ぎない。 またここにもガキが一人いる、ということだ。 私の今までの経験で言うと、校正ミスというのはたいてい、責められない。 完璧な校正ができる人間などいないのだ。 私が校正を見落としたからといって怒った編集者など、あまりいない。 まぁよほど私がサボっていい加減な校正をすれば、 怒るか、次回仕事を出さなくなるか、そういうことはあるかもしれない。 でも、真面目に校正を見ている人に対し、見逃しがあったから怒る、 なんていう話はあまり聞いたことがない。どちらかというと、異様だと思う。 同僚の女の子たち(編集経験は浅い)は萎縮してしまい、 「どうしよう」「気をつけなくちゃ」と心配しあっている。 私はちっとも心配していない。 私は明日も校正ミスをするだろうけど、それは絶対に防げない。 それを防ぐ体制を作るのは、中ボスなり、大ボスなりの仕事だ。 私がそれをやる義理はない。 まして、あと1週間程度でこの仕事終わりだというのに。 夜からまた一生懸命作業。終電車まで。 派遣の私が残って作業しているというのに、 同じ部署の社員がみな帰ってしまい、 私は最後、別部署の人と一緒に戸締まりをして帰った。 それもどうかと思う(苦笑)  終電があるにせよ、せめて最後の一人が挨拶くらいはしていくべきでは。 原始的だなぁ。 フィリピンの話をしていたら、友人R嬢が教えてくれたサイト。 フィリピンに歯ブラシを送ろう、という企画イベント。 ◆フィリピン医療ボランティア音楽イベント ハローアルソン! 公式サイト HELLO ALSON! OFFICIAL SITE なるほどー。歯ブラシも必要なのね。

◆ [告知]夏だ!祭りだ!浴衣でゆかった~♪~チャリティー夏祭り2006 08/05(土)渋谷Trinityにて。参加の方は、メールでご一報を。 http://mogami.blog46.fc2.com/blog-entry-21.html ◆『グラナド・エスパダ』公式ウェブサイト http://www.granadoespada.jp/ 私のプレイサーバーは「ペリドット」。家門名「Mogami」です。 ■今後のご予定  07/上旬  ビリヤード同盟(未定)  08/01(火) TOZYライヴ@四谷天窓  08/05(土) パラサイヨイベント:夏祭り  08/25~28 パラサイヨ・フィリピンツアー ■今日のお仕事 ◆D社で頑張ってます。 ■今日のAngelTear 今週の物語は、私が「失踪した友人」と名付けたお話。今日は第1話。 自分で書いておいてなんだが……重い。重い話だな(苦笑)