説得者たちは踊る/ワインにぬれた少女

【2006.07.22の日記】

本日のBGM アルバム『36.5C』より 中島みゆき「F.O.」  僕の望みは フェイド アウト  君の望みは カット アウト  ますます冷める 恋心

今日は休日出勤で、終わったらすぐパラサイヨのキャンプに行く予定。 キャンプには家族の写真と自分の昔の写真を持ってこい、と言われていたので、 仕事に行く前に、写真を手早く選ぶ。あまり手元には写真はない。 飲み会で、とっておきの衣裳も必要って言われてたけど、 わしがそんなの持ってるわけないんじゃよー。 スーツとか、蝶ネクタイとか考えたけど、探す時間もない。 さらに、スーツとか大荷物を職場に持ち込みたくない。 せめてファッション担当顧問の選んでくれたフレッド・ペリーのTシャツ、 同じく顧問の選んでくれたGAPのズボンで行くことにする。 ズボン、裾がちょっとほころんできちゃってるんだけど、 見なかったことにする(おぃ 休日出勤。 日比谷線アナウンス@六本木 「どなたさまも気をつけて行ってらっしゃいませ」 電車でこんなアナウンスしてたっけ? なんかちょっと和む。 会社で微妙に昨日の欠勤のことを問い詰められる。私はもともと 「既に引き受けちゃってる仕事に関しては休まざるを得ない場合あります」 という条件で入ったのだから、なんら恥じる必要はないのだが、 そこが小心者の悲しさよ、ここの窮状わかるだけに、 なんだか申し訳ない気持ちになってしまうのだった。 しかもやっぱり作業にミスが多いらしいですよ?  まぁ最初っからミス無しでできるわけはないんだし、 気に病むほどのことじゃないんだけど。 一緒に入ったH嬢も苦労しているみたい。 彼女も何か映像系の仕事と兼業らしく、 境遇には相憐れむの感なきにしもあらず。 20時頃に優しい人たちが「用事があるんじゃなかったの?」と心配して 私を放免してくれた。俺ってなんてか弱い生き物なんだろう(苦笑)  そういや高校の時、私に委員会の代理を頼もうとした女の子が 「やっぱりいいや。しんぼくん頼まれたら断れないもんね」 と言ってくれたのを思い出した。か弱いなぁ(笑) 用事がパラサイヨだけだったらわしも時間ギリギリまで粘るんだけど、 実はホントに仕事の用事が入ってしまっていたのだ。 今朝送った原稿が、どうも文字数に合っていないという緊急連絡。 直接パラサイヨキャンプには行けない。一度もがみ庵に戻らないといけない。 D社を辞し、急ぎもがみ庵へ。 仕事の原稿は、やっぱり古いバージョンのものを送っていた。 なんのために原稿ファイル名に_0100を付けて バージョン管理してんだかわかんないや。 急ぎ原稿と、これまた送り忘れていた写真を送り、ファックス一本、二本。 おしまい。 急ぎ、パラサイヨへ向かう準備。仕事を仕上げた直後なので、 トラブルが起きた時のためにノートPCを持参せねばならず、荷物が増える。 まぁやむを得ない。 武蔵小杉のSガストですばやく食事。23時過ぎの南武線に乗る。 分倍河原で乗り換え。京王線の北野を目指す。 カバンがデカくて邪魔。 (あ、今日の日記はイニシャルだけだとカブり過ぎて混乱しそうなので、  たなひーのblogにあるニックネームを流用しました。勝手に。  よろしくー) 今回のキャンプは、親睦を深めるということで、 いろいろのプログラムを1200時頃から始めていたはずなんだけど、 私はすっかり遅くなってしまって、北野についたのがもう2330時を回っていた。 北野で降りて、個人タクシーに乗る。 1000円くらいで大学セミナーセンターに到着。 私がやっとのことで到着した時、パラサイヨのみんなは 集会室というか教室みたいなトコで、なぜか腕相撲大会をやっていた(^^;) なぜか突然私もカードを組まされ、E嬢にいきなし負けました。 体力勝負は弱いんだってば(苦笑) その後猛獣同士?(というかtype表紙)による勝負が もう一勝負くらいあってから、集会室からは撤収する流れになりました。 で、次は寝部屋の一つである、大部屋に集まって飲むことに。 自然といくつかのグループに分かれて歓談。 私は大部屋で寝る人員の一人だったので、 みんなの歓談の潮騒を聞きながらまったりとベッドに横になっていました。 パラサイヨのみんなの談笑を聞きながら眠りに落ちるのも、 それはそれで贅沢な時間の使い方だと思ったんだけど、 それを見つけたi嬢がものすごい勢いで私をベッドから引っ張り出して、 歓談の輪に放り込みました。いや、まぁそれも嬉しい話だけどさ(笑) その後、少人数で部屋を移してまったり飲んだりとかもしてました。 今日けっこう絡んだ人。  “ギャオス”N氏  T嬢  “翻訳美少女”R嬢  A氏  “だからあなたも、ね。”R嬢  “ももいろ”J嬢  たなひー リストの上に行くほど私が話したことの少ない人です。 普段なかなか話したことのない人と話ができて良かった。 私がツアーを欠席すること、 パラサイヨへの関与をフェイドアウトしていることについて、 たなひー及び周りにいた人たちから強烈な説得攻撃を受けました。 いろいろな疑問というか、自分の中のわだかまりを たなひーにぶつけることができて、わたし的には非常に有意義だった。 話すことで整理される部分もあるし。 たなひーの話は、ほとんどが憶測の域を出ないはずなのに 非常に的確に私が抱えている躊躇・心理をとらえていて、 なかなか流石と思わせます。ただハズレたのは、 私がパラサイヨ活動に対して批判的なのだろうという指摘。 いやいや。パラサイヨ活動に関して、批判的な部分はないよ。 まぁ具体的なやり方については改善の余地はあるだろうけど、 それはどんなものにも改善の余地はある。 趣旨も、実績も、私は高く評価しているし、 こんなことは無駄だとか、そこまで厭世的な発想は、していない。 20年くらい前なら、そういう発想をしたかもしれないが(苦笑) 問題はパラサイヨには無くて、たぶん私の中にある。 ただ、わたし的に、ツアーの問題、パラサイヨの問題、金の問題、 仕事と時間の問題、人生の目標の問題、自立の問題、気分の問題、 さまざまな問題が絡んでいるようで、何か思考が堂々巡りし、 どうもすっぱりした答えが出しにくい。 “だからあなたも、ね”R嬢が「どうしてそんなに考えちゃうのかな」 と評したように、むしろあまり考えないで答えを出すべきなのかもしれない。 問題は 「私がパラサイヨとの適切な距離感を保てない」点にあるような気もする。 ついつい引き込まれて、やり過ぎちゃうというか。 やりたくないわけじゃないから、なおさらね。 私は優先順位をつけるとか切り替えるとか、苦手なのだ。 あと自分でもちょっと変なくらいツアー不参加に固執しているので、 もしかすると何か心理障壁というかトラウマでもあるのかもしれない。 私の中のダークネスを愛する気持ちが、チャリティな自分を許せない、とか。まぁわからんがね。 何か、自分の中でパラサイヨとの関わりを整理する必要がある。 それこそ、マインドマップでも書いてみるか。 不条理系では、 フラフープで私のツアー参加を祈願するというのが印象的でしたが(笑) 踊りまくってました。Aくん。 みんなが私をツアーに誘おうとしてくれたのは、非常に嬉しいです。 まぁ今回は、主に経済的な理由で不参加ということにしておいてくれ(苦笑) 自立を掲げるパラサイヨにあって、借金して参加というのもアレだし。 ただ、みんなの説得のおかげで、今後の方向性に プラスの修正が加わったことは確かです。ありがとう。 飲み会での痛恨事は、大部屋で赤ワインをハンパない勢いでぶちまけてしまい、 それが“翻訳美少女”R嬢の美しいエスニックドレスにかかってしまったこと。 起きてしまったことはとりかえしがつきませんが、本当に申し訳なく。 いつか何かで埋め合わせができるといいのだが。 今日の名言by Aくん。 「りんごが欲しければ、苗を植えなさい。」 欲しいものがあるなら、 それを産み出す生産的・建設的なアクションをするべきだ、 という趣旨らしい。何かの本で読んだんだって。 簡潔だが、なかなかいい言葉だなぁ。