チキンな私/4人のY

【2005.12.25の日記】 本日のBGM 浜田省吾「風を感じて」  自由に生きてく方法なんて 100通りだってあるさ  It’s so easy, easy to be free クリスマスということで急にケンタのチキンが食べたくなる。 しかもうちから最寄りのファーストフード店はケンタなのだ。 出がけにケンタに立ち寄って、ちょっとチキンを食べる。 パーティって、食事あんまり食べられない印象あるし。 量の問題の場合もあるし、機会とか状況の問題もある。 ほら、パーティって結構忙しかったりするからね。 なので私は少しお腹に入れてから行きたいと思っちゃうのだ。 今日の結婚パーティ会場は代官山。 駒沢通りと旧山手通りの合流点近く。 新郎はYさんという方。 この日はなぜか同じ苗字の人にたくさん遭遇。 一日のうちに4人のまったく異なるYに会う。 イニシャルで書くと何がなんだかわからないけど、全部苗字同じなの。 なんの啓示なんだこれは。 クロークに荷物を預ける際、貴重品や会場で必要と思われるモノを取り出したものの、 それを入れる場所はズボンのポケットしかない。おかげで4つのポケットはいっぱい。 まぁ普段から2つは一杯なのだ(苦笑) 小銭入れ、定期入れ、キーリングにハンカチ。 それに加えて、今日はZaurusと名刺入れ、財布を後ろポケットに。 座りづらい(汗) クロークに預けられるよう、カバンを小分けにしてくる知恵がない人間にはいい薬だ。 小さいカバン買わなくちゃね。 第一部の知り合いは少しだけ。 受付のK嬢、歌い手のH嬢、くらい。 第二部からもう少しだけ知り合いが来た。 多苗尚志、J嬢など。 昼の第一部の会場はArtistCafeというコンセプトで作られている。 そういう意味でちょっとめずらしい結婚パーティ。 新郎はDJで、その縁故のアーティストの作品が壁に展示されていたり、 会場のフリーフードも縁故のある料理人たちが腕をふるう。 司会も、演奏も、DJも全部縁故のアーティストたちの協力。 結婚式でもあり、アーティストを見せるパーティでもある。 バンド演奏あり、お囃子や獅子舞あり、お笑いあり、盛りだくさんのイベントでした。 先月「自分にはパーティで知らない人と話す能力がない」と悟ったので、 今日はひたすら展示物の研究に没頭することにした。 全部の展示物をじっくり鑑賞し、それなりの評価を立てる。 展示物のうちで気に入ったのは、 たきざわまさかずという人のペーパークラフトと、田口日月という人の油絵。 前者はスノードームのような小さな透明のケース(さすがに紙ではなくガラス)の中に、 ペーパークラフトのクマの新郎新婦が立っているというもの。 小さく精密なクラフトに感心する。この人は不器用ではない。(当たり前) 後者はいくつか作品があったが、 A4くらいのタイルのようなものをキャンバスとして描かれている作品群が気に入った。 プリミチブな表現で一風奇妙なモチーフを描いており、その意味を考えるだけでも面白い。 あえて例えるなら、原マスミ的って言ったら近いかなぁ。 会場の音響があまり良くなくて、マイクを使った声が聞き取りづらい。 司会、芸、アートなど声を使った芸がすべて聞き取りづらく、少し残念。 それがPAの問題なのか、会場の音響設計の問題なのか、私にはわからないけど、 でもたぶんPAのせいかなぁ。 第一部終了。 新郎が「第二部まで是非」と言っていたにもかかわらず、けっこう帰ってしまうお客がいる。 自分の有り様について深刻に考えてしまう。 「新郎新婦を見たことがある」だけの私が全参加なのに、 他の人が皆帰ってしまうというのはどういうことなのか。 これがお人好しってことなのか? 人生はいかであるべきなのか?  ……まぁいいや。私は割引が好きなんだってことにしとこう。 ※一部、二部両方参加すると若干割引がある。 一部と二部のどんでん作業中、ヒマなのでZaurusで日記のメモなど書く。 Zaurusを持って行って良かった。 どんなに手持ち無沙汰な時だって、これさえあればいくらでもどうにでもなる。 会場の天井の照明の操作方法が面白かった。 長い柄の、ハルバード風の道具で器用に照明の向きを変えていく。 へー、あんなのが大学の小劇場にもあったら、もうちょいラクだったのに。たぶん。 いや、それともあったんだったかな? 照明を暗くして、青いゼラの入った照明をオンに。 展示会場は一転、DJを中心としたクラブ風のスペースに変わった。 第二部の始まり。 DJの後ろの壁面に映像が流れているんだけど、 なぜかその中に『ハトのおよめさん』の映像も混じっていて酒を吹き出しそうになる。 なぜここで『ハトよめ』!(汗) よりによって『ハトよめ』かよ! 嫁がハトビームで間違って旦那を焼くシーンでおしまい。 ……結婚イベントに流す映像かそれ!(汗) 第一部でお囃子(和太鼓、小太鼓など)をしていたとおぼしき面子が DJの流す音楽に合わせて延々テーブルを叩いている。 それが何曲も何曲も続けて、ずーっと4人全員で叩き続けているのだ。 ホントにリズムが好きなんだねぇ……(笑) たなひーの知り合いのライターさんに紹介される。Yさんという方。 この人が今日2人目のYさん。 後で知ったところでは、料理にも強く、ケータリングサービスなどもしておられ、 会場の料理にも参加しておられたとのこと。 毎週月曜日、原宿で小さな3坪のバーをやっているとのことで、道を教えてもらう。 以前から噂にだけは聞いていた場所なので、一度行ってみようと考える。 第二部は後半大盛り上がり。 DJブースを前に、大勢が踊りまくっている。 私はノリきれず後ろの方でまったり考え事。非モテについて(おぃ そういえばあとで多苗氏に叱られた。 「モテないからといって拗ねて踊ってなかった」とのかどで。 その時には「人前で踊るのが恥ずかしいのだ」と抗弁したが、 よく考えてみたら考え事をしていた間は相当不景気な顔してたかもしれないな(汗) まぁ人前で踊るのが恥ずかしい、というのもホントの話だが。チキン。 新郎が大好きな髭SOULというバンドの演奏がラスト。 すごく上手でいいバンドだった。 新郎→新婦へのメッセージ映像、新婦→新郎のメッセージ映像が流れて、 暖かい雰囲気の中、イベント終了。 イベント終了後多苗尚志に拉致される。 「これからY家(≒Hくんち)で鍋」って。3人目のY、またしてもYだ。 道中何やら話す。 何か唐突に深い質問をされ、答えちゃったのは覚えてる。 答えちゃってから多苗氏の十八番「突然核心を突いた質問」だったのだと気づく。 油断ならん男だな。脈絡がないっつうか。 なんだったかなぁ。仕事に満足してるかとかなんかそういう質問だったかなぁ。 他に話題は  天才について。  自由と奴隷について。定年について。  多苗尚志の友人Y氏について。 これは実際に会ったわけじゃないからカウントしてないが、 この友人Yも同じ苗字のYなのだ。隠れた5人目。 Y家(≒Hくんち)へ到着。 Hくんi嬢の夫婦の他に男女5名ほど。 この男女のうちの一人が、初対面のYさん。今日4人目のYさん。 なんなんだろうね。無限増殖でもしたんだろうか。その苗字流行ってんの? 鍋は一段落したところだったらしく、ビールやワインをたしなんでおられた。 わしも。 i嬢が鍋の残りで雑炊を振る舞ってくれる。おいしーい。きりたんぽ入り。 放っておくと彼女は際限なく料理を振る舞ってくれちゃう人なので、 一生懸命に満腹をアピールしておく。 帰宅する気満々でいたのだけど、結局、帰宅のタイミングを逃し、泊めてもらうことに。 Hくんが囲碁を打つと言いだす。しかも19路盤で。 わしゃまだ19路盤打ったことないんだよ。 テキストを読みながら、107手まで進めた形からプレイスタート。終盤のヨセだけ。 定石を教わりながら、最初はたなひーとペアで。 たなひーが帰っちゃったので、最後の辺りはわし一人で。 「次は36手目辺りから打とうぜ」とHくんが言うので、36手まで進めた形から改めて打つ。 それが終わると「お前もう19路盤打てるよ。5子置いてやってみよう」と言うので 半信半疑ながらも置き石を5子置かせてもらって打つ。 5子置くと四隅と天元に最初から置いてあるのでずいぶんラクだ。 10級のHくんに勝ち。ということは15級くらいはある、ということになる。 その対局が終わった時点で27時。 私は「お前が明日仕事なんだから、もう寢よう」と主張したが、Hくんは譲らない。 「もう一局、互戦(ハンデなし)でやろう。絶対いいトコいけるって」 と言い張り、頑として寝ようとしない。貴様明日の仕事がどうなってもいいと言うのか?(汗) しょうがないので互戦、黒番をもらって打つ。18目半の差で負ける。 ということはわしの今の棋力は11~14級のどこかということになる。13級くらい? 対局の間もi嬢が旦那Hくんに甘えにやってくる。アツアツで(苦笑) まぁi嬢がやると嫌味がないからいいけど。 互戦が終わったのが28時過ぎ。わしは就寝するフリだけ。 トータルで言って、今日の結婚式は行って正解だったかな。 知り合いが少し増えたし、知人の家の鍋に行けたし、面白い作品・演奏も見た。 よかよか。

■2005.12.27追記:「オメデトウ!幸せ盛り上がりパーティ!!」@tricky_trickyにトラックバック送信。 http://trickylife.exblog.jp/3952472 ■2006.01.21追記:トラックバック送信2件 「多苗尚志の友のいる人生KI: よしだ夫妻2」 http://www.kiai.st/tomoiru/archives/2005/12/post_552.html 「多苗尚志の友のいる人生KI: 吉田家鍋」 http://www.kiai.st/tomoiru/archives/2005/12/post_553.html

新保氏から「ここまで連れてきといて置き去りかよ」と至極まっとう。 だって誘われて吉田家に到着したら、まもなくたなひーはお風呂入っちゃって、 出てきたと思ったら「帰る」ですよ。あり、か。 たなひーが帰った後、俺は午前4時まで囲碁打ったんだからあーた。