かいじゅうのこえがした

詩の語録

「しのちゃん種たべちゃうからね。おかたまといっしょ。」

スイカを食べながら。

「まるでおねがいします」

保育園に「プールに入れるかどうか」を連絡する欄について、父が母に尋ねた会話に割り込んで。

「シャワーになっちゃうかもしれないよ」

今日は暑いから保育園でプールに入れるかな?と言われて。

「おとたまはあした」

保育園への送り役として母を指名して。最近「あした」に先送りすることを覚えた。

「おとうさんがなんかいったよ(笑)」

父が落語「居酒屋(夜の酌は八分目ってんだ気つけろい)」を引用した時に。

「いま『ぐわーっ』てかいじゅうのこえしたでしょ。みんな寝てるからね」

彼女が人形を寝かしつけている時に、父が「ぐわーっ」と叫んで夕食のステーキに突進したのを諫めて。

「トリー!」

父母とブレーメンの音楽隊ごっこでいろんな動物が登場。自分で鳥の役を志願してからの、鳥の鳴き声。

「かっぱかっぱかっぱかっぱ」

馬の歩く擬音。最初は「ぱっかぱっか」だが途中で切り替わる。

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