会社で購入したiPadがどうも初期不良っぽい。業者に対応を確認したところ、AppleStoreへ予約して持ち込むのが最速とのこと。さっそく、AppleStore渋谷に予約を入れた。Appleのサポートページから、AppleStore渋谷の「GeniusBar」の予約ができる。
AppleStore渋谷にはわんさか人がいた。平日のまだ17時だっつうのにこんなに人がいるというのはどういう客層なのかしらん。 2階に上がると、iPadを持った店員に話しかけられた。「チェックインしますか？」「ああ……予約して来たんだけど」「何時のご予約ですか？」「17:10」 彼女が手元のiPadを操作して17:10の項を開くと、そこにずらりと名前が並んでいる。「お名前はどれですか？」「あ、これですね」彼女はピッと指を滑らせて名前の横にあるトグルを「ON」にした。「チェックインしました。店員がお声をかけますので、それまで店内をご覧下さい」
ほほー。顧客の来訪をその場でチェックしているわけですか。しばらく待っていると、店員が「○○さまおられますか？」と店内を回っているのを見つけた。はいはい、私です。
相談の内容はいたって簡単で、3台買ったうちの1台が動かなかった。正常な機体とSIMを入れ替えても動かなかったので、原因はSIMではなく本体にある、と思われる。 Appleの使わした御使いはたちどころに決断を下し、新規の代替品を哀れな消費者に与えることにした。ちょっと倉庫から取ってくるので、お待ち下さい。
待っている間に、別の店員が近くでiPod touchをいじっているのを眺めていた。彼が机の上にiPod touchを置いて、ピピポ、と操作をすると、アブラカダブラ！、「チン」というおなじみのベル音とともに、机の下からレジの引き出しが登場した。お金の出し入れをする店員。そのiPod touch、レジ操作もできんのかよ。
戻って来た店員に訊いてみたところ、レジについては、iPod touchにごっついケースをつけてあり、そこに非接触ICチップか何かを搭載しているらしい。レジの上にiPod touchをタッチした状態でレジ操作をするとアブラカダブラできるらしい。先ほどのチェックインに使っているソフトは専用ソフトとのこと。ビジネスソリューションとして、専用ソフトの開発もご提案できますよ、とかや。
アップルストアは、ストアであると同時にショールームでもあるわけで、徹底的にiOSを使いこなしている様子を見るのは、なかなかすがすがしくやる気を感じられてすごいなー、と思った。
ちなみに、今回、社内での識別用のつもりで、AppleIDの登録を姓は「製品課」、名は「Digdug」にしておいたら、AppleStoreで「ディグダグさまおられますかー」と呼び出されて恥ずかしかったので、みんな気をつけたらいいよ……。
