2012-04-04(水) ラベル出せるものならば

会社で寿退職した子がおり、その子に渡す色紙をみんなで書いた日のこと。

たまたま、若い技術女子の一人が、どうやらCADソフトを使って、美麗な唐草模様のロゴを作成したところに居合わせた。私も時々必要に迫られてこういうものを作るけれども、それは丸と四角を適当に組み合わせてそれっぽくしただけで、厳密な意味でデザインしている訳ではない。このロゴはひと味違う。きりっとした精度で描かれており、描いた人間のセンスを感じさせる……どこかから素材を拾ってきたにしても、これは見事だ。

私が感心してそれを眺めていると、作った本人がおそるおそるお伺いを立てに来た。 「これシール用紙に印刷したいんですけど(経費的に)ダメですかね……」と彼女。

シール……だと?

近くにいたもう少し年上の女子も「無駄遣いッスかね……」と弱腰である。

使え。ラベル用紙くらい、10枚でも100枚でも使え。いやまぁ無駄な濫用はするな。でもそんなの、躊躇うシーンじゃない! ターゲットを喜ばせるためなら、どんな手でも使え。むしろ上司に逆らってでも使え。つーか、そこは、こっそり使っちゃってから、もし万が一、後で叱られたら「てへへ、すみませーん」だろ。

そもそも、わしより上の上司で、そこで10円ケチるほど心の狭い上司一人もいねーだろ。誰に遠慮してんだ。そんな社員教育してねーだろ。

とか脳内で100連ツッコミしたことであった。ホント誰に遠慮してんだ、いったい。