いつかピカピカ光る街に住む

3歳児健診

会社にお休みをもらって、娘の3歳児健診へ。「お医者さんとお喋りしに行くんだよ」と間違ってはいないが正解とも言えない説明を唱えながら。うっかり「お口あーんしたりとか」と言った途端に「あーんするのやだー」と泣き出す。え、あ、そこ地雷なの?(汗) 口にヘラを入れられてゲッとなるのが嫌なのだとか。

待合いのところでムーミンの洋書版絵本を娘が持って来たので読む。今調べたら『The book about Moomin, Mymble and Little My』であった。

この絵本、英語の韻文で書かれているのだが、highとLiTTLE MYで押韻がされていることに衝撃を受ける。スウェーデン語の発音がどうかは知らず、英語ではリトル・マイなのか。

診察は初っぱなから歯科。椅子に横たえられて口を開く時点で泣く。 虫歯なし。下顎が狭く繊維が詰まりやすいので注意して、と先生に言われる。下顎が狭いというのはいつも言われるので、まぁ小顔ということなのかもしれない。 カミさんから「歯科には怖い先生がいるかもしれない」という噂を聞いていたので、理不尽なことを言われたら猛反撃してやろうと身構えていたのだけれど、2人の先生のうち私が当たった方は少なくとも終始にこやかでした。

身長90cm、体重13.9kg。ここでは服を脱ぐのが嫌で泣きわめく子供達がいるのを尻目に、うちの娘は物わかりよく見事な脱ぎっぷり。そういうとこはラクなんだが。 お医者さんの問診。ここでも口を開けるのを嫌がって泣く。健康上は特に問題なし。 食事について。これも特に問題なし。

総じて健康。よきかな。

逃げれば追われ、追えば逃げる

本来、昼食>お昼寝の流れであるところを 昼食>健診という流れになってしまっているため、健診が終わったらすぐ帰宅してお昼寝にしなければならないというのに、娘は公園に行かねばならぬ、と強硬に主張する(後で母親には「兎にも角にも自転車に乗せてしまえば寝るものを」と言われた)

鳩に餌をやったら鳩が密集してきて怖がって泣くというマッチポンプ状態。「追いかければ逃げるから」と鳩を追うやり方を練習して、とりあえず追い返す方法を学ぶ。

コンクリの遊具に上りたい、と壁面のくさびを足がかりに上り始めたものの、頂上まであと一歩というところで怖くなって上がれないと言い始める。体感10分くらいの説得の末、やっとのことで登頂に成功する。お父さん疲れたよ。

帰りの自転車でたちまち寝た。霊験あらたか。

詩の語の録

「いつかピカピカ光る街に住むんだ」

健診をした赤羽会館7階のエレベーターホールの窓から見える白色航空障害灯が点滅する塔を指さして

娘「あそこ(コンビニ)まで行けばおにぎりあるよ」娘「『おにぎり(ある)かわからないよ』て言って」父「おにぎりあるかわからないよ」娘「大丈夫!コンビニ行けばおにぎりあるよ」

おにぎりを食べたいという娘とコンビニを探し歩いて、コンビニが遠くに見えた時に。

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